5月26日、九州種馬場を訪れました。 フェブラリーSのインティ号優勝で「G1馬の父」となった ケイムホーム号に優勝馬券を渡し、御守りにして貰う為です。 父は、何度セリに出しても主取りとなって帰って来る事から 名付けられたという…「ケイムホーム」 同僚のスクワートルスクワート号と2頭で、 種付数50頭を切ったら閉鎖になるという厳しい状況。 母キティ号は、出産を間近に控えながら放牧中に転んで 顎の骨を骨折、急遽全身麻酔を伴った手術が行われ、 無事成功し、3週間後に出産。 夫婦お二人で営む生産牧場では、母馬の乳の出が悪かった為、 数時間毎にミルクを飲ませに行ったり等の苦労もあった中、 フェブラリーS当日、ご主人は脳梗塞で入院中。 病院でテレビ観戦し、インティ号が先頭でゴールした瞬間、 大粒の涙を流されたそうです。 窮極の状況下にあった父や母や大切に育ててくれた方を救い、 その想いに応えたかのようなインティ号のG1制覇! 正に彼が「奇跡の馬」と呼ばれる由縁だと思います。 孝行息子の快挙で、ケイムホーム号の種付数は増え、 今年閉鎖の危機は乗り越える事が出来ました。 帰ってはいけない故郷に何度も帰って来た、遠いあの日。 今も其処に住む人達は、懐かしく…そして誇りに思ってくれるでしょう。 〈写真〉ケイムホーム号
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