現在のように、ネットで馬達の末路を知る事が出来なかった時代、 「サラブレッド101頭の死に方」という本で、情報を得ていました。 その中で、英愛のクラシックレースを勝ち、 当時の古馬最強馬バスティノ号に勝利したグランディ号。 この「キングジョージ6世&クィーンエリザベスS」は、 「世紀のレース」と言われ、「イギリス競馬史上名勝負のひとつ」と称賛され、 更に「この激闘を語れば一冊の本が出来上がる」とまで言わしめました。 それ程の名馬グランディ号が、 「日本に種牡馬として迎え入れられながら、 馬場適性の低さからか種牡馬成績が振るわず、北海道から栃木、 九州種馬場へと移動した時は、繁殖牝馬を殆ど集められず、 1992年に20才で病死した」 との記事を読んだ時は、涙が止まりませんでした。 数年前から、年に何度か九州種馬場を訪れていますが、 今回5月26日の祥月命日にお参りする事が出来ました。 奇しくもこの日は、日本ダービーの日。国は違えど勝利を挙げた 同じレースが行われる時に来れたのは、本当に不思議です。 また、「キングジョージ…」でのレースレコードを 35年後に破ったハービンジャー号が日本で種牡馬として成功し、 数多くの名馬達を輩出している事も何かしらの縁を感じます。 種馬場の近くの牧場には、 グランディ号の血脈を持つ繁殖牝馬が元気に暮らしています。 いつの日かきっと… 遥々と海を越えて日本の土となってくれたグランディ号の 「先祖がえり」の血が花開くと信じています。 〈写真〉グランディ号、九州種馬場
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