>日本軽種馬協会は9日、新種牡馬としてノーブルミッション(英国産、牡11、父ガリレオ、母カインド、母の父デインヒル)を導入すると発表した。同馬はGI10勝を含む14戦無敗の歴史的名馬フランケルの全弟という血統で、現役時代には英チャンピオンS、サンクルー大賞、タタソールズゴールドCとGIを3勝。2014年の欧州古馬チャンピオンに選出された。(10.10.2020付けサンスポより) これはちょっと楽しみですね♪ ノーブルミッションはただ単にフランケルの全弟と言うだけでなく、自身も超一流レースチャンピオンSを筆頭にG13勝。種牡馬としてもそこそこ実績を上げつつあり、期待出来そうな感じです。 競走実績を考えると、兄貴よりやや長距離寄りの産駒が多そうですが、潜在的にスピード血脈を内包しているため、それにSSの血の影響力も借りて、快速馬も出してくれそうなポテンシャルもありそうです。 名馬の全弟種牡馬と言うと、あまり成功しなかった例も多いですが、以下なかなか楽しませてくれたケースもあります。 一番ポテンシャルを感じたのは、 ニジンスキー(1967年生) ミンスキー(1968年生) 兄のニジンスキーは英国3冠馬かつ大種牡馬で、日本にもその直仔に伝説の名馬マルゼンスキーを送り出しています。 その1歳下の全弟になりますミンスキーですが、こちらは(兄ほどではなくとも)愛国で幾つも重賞を制覇し、超強力メンバーが集結(ブリガディアジェラード、ミルリーフ、マイスワロー等)した英2000ギニーでも4着に踏ん張り、流石良血と言ったところを見せつけました。 種牡馬としてもたった3年(1974年供用開始,1977年死亡)の繋養でしたが、その成績は素晴らしく、サンエムジョオー(阪神4歳牝馬特別,桜花賞2着,優駿牝馬2着)、シルクスキー(函館3歳S,4歳牝馬特別・東,阪神牝馬特別,京都大賞典)、マイエルフ(福島記念1着同着)、ヒロノスキー(4歳牝馬特別・東,優駿牝馬3着)と言った名牝を続々と輩出、牡馬もクモハタ記念や金杯、中山記念等を制した名馬ヨシノスキーを出し、死亡時には日高中の生産者から惜しまれました。 彼がもう少し長生きしてくれれば、ノーザンテースト並み、いや、ひょっとするとテースト以上の種牡馬成績を収めていたかもしれません。 BMSとしてもルドルフのライバルであるビゼンニシキを出して気を吐いています。 他にも、 アリダー(1975年生) ホープフリーオン(1972年生) こちらは輸入後、その全弟が大活躍したパターンです。 兄ホープフリーオンは10戦3勝、重賞の勝ち鞍はなく下級競走馬でしたが、その全弟アリダーは26戦14勝・2着9回、幾つものグレードレースを制覇し、米国3冠全て2着(1着は全てアファームド)、種牡馬としてはライバルであるアファームドに大差を付け大成功、アリシーバやイージーゴーア等の名馬を次々に送り出し、その名声を不滅のものとしました。 一方、兄も、弟の様な世界的な大活躍とまでは行きませんが、キヨヒダカ(安田記念,京王杯AH,新潟大賞典)、タケノヒエン(毎日杯,スプリングS),ロングヒエン(マイラーズC)等の快速馬を送り出し、「流石アリダーの兄」と言われる成績を残しました。 キヨヒダカは種牡馬としてその仔から金杯等3つの重賞を制したヒダカハヤトが登場、かなり長い期間に渡ってその血脈の影響力をターフに残したと言えます。 マジェスティツクプリンス(1966年生) クラウンドプリンス(1969年生) 兄貴は米準3冠馬。種牡馬としてもその末裔のケンタッキーダービー馬スーパーセイヴァーを通じてそのサイアーラインが継続しています。 弟も相当な快速馬で、英2歳チャンピオンに輝いた名馬。 我が国に輸入されてからもインターリニアル等、個性派の産駒を輩出しましたが、もう少し繁殖に恵まれれば、もう少し卓越した産駒(特にダートでの活躍馬)を出していたかもしれません。 番外編として、 サドラーズウエルズ(1981年生) フェアリーキング(1982年生) ・・・が挙げられますが、サドラーは説明無用のスーパー大種牡馬、弟も英ダービー馬や凱旋門賞馬、JC馬を出した大種牡馬ですが、日本に入った産駒の傾向としては、弟の方が軽い馬場向きのスピードタイプと言った感じでしたね。 シンコウキング自身やファルブラヴ産駒の成績を見ると、スプリンターと言ってもおかしくない実績ですから、全兄弟と言ってもかなり違うタイプだったのかもしれません。 このあたりはとても面白いですね。
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