娘が時の人となって巷を騒がせておりますが、我々世代にとって橋本聖子氏はあくまでも「あのマルゼンスキーを生んだ橋本善吉氏の娘」な訳でして。。。 吉田善哉&和田共弘御大や北野豊吉氏とは比べるべくもないですが、橋本善吉氏も昭和を彩るホースマンの1人である事は間違いのないところだと思います。 善吉氏を一躍有名にしたのは、当方日本競馬史上最高傑作の1頭と固く信じているマルゼンスキーの登場によってですが、彼は俗に言う「持込馬」でして、持込馬は「日本の牧場で生まれ、日本で育成された馬」な訳で、普通に考えると、他の内国産馬と何ら変わりなく、当然の事として出走制限等は無いハズで、クラシックにも普通に出走出来るのが当たり前だと思いますが、当時の悪法で持込馬には大幅に出走制限がかけられており、あの余りにも有名な中野渡ジョッキーのセリフ、「賞金はいらない。大外枠で他馬に迷惑を掛けないからダービーに出走させて欲しい」が発せられたのです。 この数年前には持込馬もクラシックに出走出来て、セントクレスピンの持込馬であるタイテエムは堂々とクラシックに参戦しています。 今考えても狂ってるとしか言い様がありませんが、所詮役人や政治家のやる事はこの程度なんでしょう、いつの時代も。 母シルは、キーンランドのセリで善吉氏と本郷重彦師(マルゼンスキーの調教師)が当時の繁殖牝馬としては高額の30万ドルでセリ落とした馬で、何とセリの相手には善哉御大もいたそうで、御大は予算オーバーだったのか途中で降りたそうです。 これは我が国の生産界にとってはちょっと残念な事だったかもしれません。 シルに配合された種牡馬は、セダンやパーソロン等の一流種牡馬もいましたが、大半が善吉氏が輸入した種牡馬(リッチボーイ、ノーザンネイティヴ、ロイヤルコーチ、シャンハイ等)で、今思えば、とてもシルのお相手を務められるレベルの種牡馬とは言えません。 ノーザンテーストxシルとかリアルシャダイxシル、トニービンxシル、などの産駒を見てみたかったなぁ〜、と心から思います。 いずれにせよ、8戦8勝無敗、2着馬につけた着差合計61馬身、一部のホースマン(海外含む)の間で、「ニジンスキーの最高傑作はマルゼンスキーかもしれない」とまで言われる名馬マルゼンスキーをこの世に送り出したホースマンとして、橋本善吉氏の名は永遠に語り継がれる事と思います。 マルゼンスキーの引退式の横断幕に書かれた言葉、 「さようならマルゼンスキー 語り継ごう お前の強さを」 ・・・も永遠に不滅ですね!!
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