「人気」より「実績」力で勝ち獲った2冠〜2003年オークス
2014/05/19 23:56

今週は牝馬クラシックの第二ステージオークスが行われます。

オークスの正式名は優駿牝馬。翌週に行われる日本ダービーと同じ距離、同じコースで行われるこのレースはまさしく牝馬のダービー。

「裸足のシンデレラ」イソノルーブルや女傑エアグルーヴ、メジロドーベル。歴代の勝ち馬は名牝ばかりです。

自分にとって忘れられないオークスは2003年。この年のオークスを制したのはスティルインラブでした。

彼女は桜花賞を勝ち、このオークスを勝ち、次の秋華賞も制しメジロラモーヌ以来の三冠牝馬となりました。

しかし三冠全てのレースにおいて彼女が1番人気になることは一度もありませんでした。

彼女の同期にはアドマイヤグルーヴが居ました。アドマイヤグルーヴは父サンデーサイレンス、母にエアグルーヴを持つ「超良血」のお嬢様。

母エアグルーヴに継ぐ「親子3代オークス制覇」の期待を一身に受け人一倍脚光を浴びていました。

しかし出遅れなども響いて結果アドマイヤグルーヴは三冠はおろか親子3代のオークス制覇も叶うことなくクラシックは無冠に終わりました。

その3冠レース全てでアドマイヤグルーヴを破ったのがスティルインラブでした。

桜花賞を勝ちオークスも勝ちながら1番人気をライバルに譲ったスティルインラブ。さぞかし悔しい気持ちだったかと思います。

でも彼女は間違いなく実力で3冠牝馬となりました。人気よりも実績が上回ったオークスが2003年だったと思います。

生涯全5勝中3勝が牝馬三冠と言う破天荒な成績を残し、2005年の府中牝馬Sを最後に彼女は競走馬を引退し繁殖牝馬となりました。

三冠牝馬になったものの現役時代は決して目立つ存在にならなかった彼女。生まれてくる子供たちに母の名を広めて欲しい。そう願っていました。

しかし何と言う悲運なことか彼女はキングカメハメハとの子供をたった1頭だけ残したまま2007年に急逝。あまりにも早すぎる死でした。

彼女がこの世に残したたった1頭の子供は「ジューダ」と名づけられ2010年にデビュー。通算成績9戦2勝と言う成績を残し2012年からは相馬野馬追で活躍しています。

三冠牝馬の名を問うと挙がってくるのはブエナビスタやアパパネ、ジェンティルドンナだと思いますが彼女たちの前に牝馬三冠の偉業を達成した馬が居たのです。

スティルインラブ。馬名の意味は「永遠の愛」です。もっと多くの人に彼女を知って欲しい。そして永遠に愛される馬となって欲しい。そう願ってなりません。

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