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旅はまだ終わらない
  北海道
回顧録��
2013/10/10 20:32

ここからは僕の分析です。

自分が知る限り、須貝先生がシップについて、レース後に「疲れを見せている」とおっしゃったのは3回。東京競馬場で行われた日本ダービーと、京都競馬場で行われた天皇賞春、京都大賞典です。
いずれも、レース直前に「高速馬場で時計勝負になる」と言われていた馬場。

普通は、良馬場で走りやすいと馬の疲労は少なく、道悪で無理をして走ると疲れが大きいと考えられていますが、おそらくゴールドシップという個性派は逆。
パワーがあり、体も大きいためか、周りが苦もなくスピードを出せてしまうレースは、相対的に不利だと思います。
でも、それでもシップは頑張って走っている。だから疲れる。

そう考えると、やはりこの子には、周りの馬がパフォーマンスを発揮しにくい「力の要る馬場」で走らせてあげたいと思うのです。
シップは良馬場のときと比べてもパフォーマンスが落ちないけれど、他馬は基本的にスピードがかなり落ちるので、相対的に勝てるから。

現実的な話、凱旋門賞でも痛感しますが、「勝てば官軍」です。
やはり、勝って賞金を稼がないといけないですし、シップの場合、将来種牡馬になることも考えて評価を高めなければならない。

東京や京都での時計勝負の後に、須貝先生から「疲れている」というコメントが出ているということを考えても、今後は時計のかかる勝負を選び、あえて高速馬場で走らせる必要はないのでは?と感じてしまいます。

僕はかつて、ウオッカのことがあまり好きになれませんでした。
ウオッカが活躍していた頃に、ちょうど競馬に目覚めたのですが、周囲が「東京専用機」と揶揄したように、僕も「本当に強い馬はいろんな競馬場、いろんな馬場で勝ってこそなんじゃないかなあ?」と思っていたからです。
そして、東京で突出した成績を残すウオッカよりも、どんな条件下でも連対を外さなかったダイワスカーレットの方が優れた馬だと考えていました。

でも、今は違います。
競馬を知るにつれ、競馬には本当に様々な確定要素・不確定要素があることを学びました。
とある条件ではめちゃくちゃ強い馬が、ちょっと条件が変わったらコロリと負けること。
そして、その逆もまたあるんだということ。
僕が、スポーツとしての競馬で一番好きな部分はそこなんです。
そして、芝、ダート、距離、脚質、気性などの要素を踏まえて、調教師や馬主が各馬の「適性」を見出だし、その馬のベストを引き出してあげることが一番大事なのでは?と思うんです。

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