2着オルフェーヴルについて。 正直、返し馬があまり良く見えなくて、キズナの方が遥かに弾むような返し馬に見えたんですが、昨年の2着馬の意地を見せ、今年も2着を確保してくれました。 実は僕、今年は先行すると思っていました。真ん中の枠を引いたので、一番怖いのは包まれること。あるいは、下げすぎて大きく外を回る羽目になること・・・。 だから、いっそ先行して何とか折り合いをつけ(個人的には今のオルなら折り合いがついたと思います)、フォワ賞のときのように外の馬が来るのを待って追い出すのかな?と考えていました。 ですので、先行策を採って、トレヴとどれだけやれたかを見てみたかったところではあります…。 それはさておき、実際のレースでは中団の外目に付け、いつでも動き出せるような位置取り。 しかし、前後と右の馬に厳しくマークされていたように感じました。スミヨン騎手も「厳しくマークされ、直線に入ったときには疲れていた」とコメントしていましたね。 フォルスストレートに入ったとき、「ペースが遅いので、そろそろ動くかな?」と思った瞬間、外からトレヴとキズナが進出。 ここで仕掛けが遅れたのと、直線で前の馬とキズナの間を割るのに手間取った印象があり、そこで「ああ、届かない。負けた。」と勝利を諦めました。 ただ、なんとかアンテロ(鞍上は去年ソレミアに乗ったペリエ騎手)を抜かせなかったところと、キズナを叩き合いで競り落としたところに、オルフェーヴルの意地を見たような気がします。 レース後の報道では、池江調教師の「完敗だった」というコメントが躍り、昨年は惜敗だったけど、今年は大きく遠のいた2着。というような言い方をされているようにも感じますが… フォワ賞を連覇し、凱旋門賞でも2年連続2着。 しかも、それは2年とも古馬の重い斤量を背負い、1番人気の馬に対する厳しいマークを受けてのもの。 おそらく、欧州馬でも2年連続で凱旋門賞連対というケースはなかなかないはずですし、2年とも59.5キロでそれを成し遂げた馬が果たして何頭いたかどうか。 本当にとんでもない怪物だと思いますし、欧州でもそう評価されているんじゃないかなあ?という期待があります。 オルは有馬記念でラストラン。騎手は苦楽をともにした池添騎手とのこと。 結果はどうなるか分かりませんが、最高のラストだと思います。 そして、来年は種牡馬入り。 ほぼ確実に社台スタリオンステーションでしょうし、一般見学になれば観に行くことも出来ますが…個人的にはヨーロッパやアメリカ等、海外で種牡馬入りしてほしいです。 これから世界はサンデーサイレンスの血を求めるでしょうし、そう考えると、日本の馬場にも欧州の馬場にも対応したオルフェーヴルは最良。 「黄金配合は血統的に完成され過ぎていて、種牡馬としては成功しない」という声もあり、たしかにそうなのかも…と感じてしまうこともありますが、海外の競争馬の血統表にOrfevre、Stay gold、MejiroMaQueenなどの名前が載り、その血が広まることが一番嬉しいです。 これで凱旋門賞回顧を終わります。 あ、一つだけ意見があります。 凱旋門賞を勝つことに重きを置くのなら、あるいは、複数の海外G�気鯀世い砲い�のなら、外国の厩舎に転厩するということは出来ないのでしょうか? 例えば、フランスの小林厩舎だったり、スタウト調教師やオブライエン調教師のところだったり…。 今年の凱旋門賞で走ったピリカやナカヤマの和泉オーナーなど、海外の厩舎に馬を預けて現地で走らせている例はありますし、何より長距離輸送を気にせず、じっくり現地の環境や調教方法に馴染ませて、地元の馬と遜色のない状態に出来るというメリットがあります。 もちろん、日本の調教師、日本の騎手で勝ってくれるのがベストだと自分も思いますが、欧州遠征費は数千万と聞きますし、どうしても日本から行くとアウェー感を感じてしまうので…。 僕は、仮に日本の馬を海外転厩させて勝っても、れっきとした「日本馬の勝利」だと思える人間なので、合理的な手段だと思うんですけどね。でも、やっぱり受けいれられないものでしょうか?
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