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とうけいにせい
  岩手
ニッポンのヒール(岩田康誠について)
2013/01/06 05:36

中山&京都金杯は惨敗したが、まあいい、シンザン記念で当てればいいのだ(当然強がりだけど...)。

変な時間に起きてしまったな...やることがないから日記でも書こうか。

岩田康誠について書く。
去年の岩田は凄かった。リーディングこそ3位におわったが、ジェンティルドンナで桜花賞、秋華賞、JC、ディープブリランテでダービー、ロードカナロアでスプリンターズSと香港スプリント、トランセンドでフェブラリーS、ローマンレジェンドで東京大賞典と中央、地方、海外でG1を8勝もした。

戦績は凄いが、この男は随分と嫌われている。
NHKマイルCで後藤浩輝を落馬させてから一気にアンチが増えたような気がする。

当サイトでの掲示板でも岩田騎手への批判や悪口を書いたコメントがあとを絶たない。騎乗スタイル、競馬に臨む姿勢、お手馬、風貌etc....酷いものでは人格そのものを否定するコメントまであった。

まさにヒール(悪役)の扱いである。
地方競馬出身というのも理由の1つだろう。
地方競馬をやらない人には、岩田騎手の乗り方は随分とラフな物に映るのかもしれない。現に、去年もかなり騎乗停止を食らっている。

お世辞にも綺麗な乗り方をする騎手とは言えない。勝利に貪欲なばかりに他の馬や騎手に迷惑をかけてしまうことも少なくない。

しかし、馬券を買う方からすれば、岩田騎手ほど頼りになる騎手はいない。
勝利に貪欲である、ということは競馬では必要不可欠なことだ。
彼ほど研究熱心で貪欲に勝利を目指す騎手は、少なくても日本にはいない。

それでいい。それでこそ、騎手である。

騎手は勝負師でなければならない。己れの騎乗馬に大金が賭けられていることを自覚できない者に騎手になる資格などないのだ。

岩田康誠は頭のてっぺんから爪先まで騎手である。

今年はジェンティルドンナと共に凱旋門賞に挑むことが濃厚だが、凱旋門賞というレースは、フォルスストレートを抜けて直線に入るまでの位置取りが勝負の大半を決する。道中の位置取りの激しさは格闘技に例えられるほどだ。
去年のスミヨンの大外一気は、本来なら絶対にやってはいけない乗り方である。あの乗り方で2着に来たオルフェーヴルは、やはり怪物と呼ばなければならないだろう。

個人的な考えだが、岩田騎手の乗り方は、凱旋門賞というレースには合っている乗り方だと思う。彼なら欧州のトップジョッキーと腕っぷしで渡り合える。

日本のホースマンの夢は彼に託してもいい。



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