ステイゴールドの今年の種付け料は800万円だそうである。初年度は150万円だから5倍以上、ディープインパクトの1000万円に次ぐ高額である。 去年は600万円、種付け頭数を抑える意図もあって値上げされたのに200頭以上に種付けを行い、今年はさらに値上げされたという訳だ。 メジロマックイーン産駒の繁殖牝馬を所有する人は皆ステイゴールドを付けたがるそうである。 しかも、である。あるユーザーさんから頂いた情報だが、社台が所有する繁殖牝馬約80頭ほどがステイゴールドを付けるそうである。 生産牧場が見向きもしなかったために、追われるように日高に移ったステイゴールドが、今やサンデーサイレンスの最も有力な後継種牡馬となった。近い将来、社台に戻ってくる可能性もある。 ステイゴールドの種牡馬としての成功は喜ばしい。しかし、新たな問題も発生した。 種付け料が高くなりすぎたのだ。 800万円という金額は、日高や他地区の生産牧場、特に家族経営しているような零細牧場には非常識なほどの高額である。 ステイゴールドという種牡馬が成功したきっかけは、種付け料が手頃で小規模牧場でも付けやすかったことであるが、ここまで高くなるともう日高の牧場では付けるのは難しい。 付けられるのは社台の馬だけになってしまう。 ステイゴールドは白老ファーム生産の社台所有馬だから社台に戻るのは当たり前かもしれない。 しかし、ステイゴールドを失ったら日高の馬産の灯は消えてしまうかもしれない。 それに、種付け頭数を抑えるために種付け料を上げるのは少々理解に苦しむ。種付け頭数を抑えたければ頭数制限をすればいいのだ。 ステイゴールド自身はどう思っているのだろうか?もし彼が口をきけるのなら、ぜひ尋ねてみたい。 大種牡馬となって生まれ故郷に凱旋するのか、それとも日高の雄として社台に挑み続けるのか... ステイ、君はどこに行きたい?
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