さすらいの女馬券師、井上オークスについて書く。 最近は某スポーツ紙でコラムを書いているので、ご存じの方も多いと思うが、実は当サイトの地方競馬のページで「地方見聞録」という連載を持っていた。 井上さんがホステス役となり、地方競馬の騎手や調教師などにインタビューするコーナーだったが、私はケータイを使っていた頃は、このコーナーを毎回楽しみにしていた。 この人は大学時代に「優駿」のコラム大賞に入選したのを機に競馬ライターになったが、最初はほとんど仕事がなく、ホステス(今でいうキャバ嬢だが、この人にはこの呼び方のほうがしっくりくる)をして食いつないでいたそうだ。 彼女はその時期に地方競馬にハマったそうで、今では韓国遠征した地方競馬の騎手たちを追っかけたり、各地方競馬場で様々なイベントに駆り出されたりと、地方競馬を精力的に回り、執筆活動を行っている。 さて、彼女を「女馬券師」と書いた理由は、彼女の馬券の買い方が「男らしすぎる」からである。 その買い方は単勝ドカッと1点買い、何時だったか、有馬記念でドリームジャーニーの単勝に30万円突っ込んで、購入した30万円分の単勝馬券を誇らしげにカメラの前に掲げていた。 単勝30万1点買い...少なくとも私のような小心者(?)には出来ない芸当である。 ていうか、こんな買い方をする人は、所有馬がレースに出た時の馬主か、何年かまえに話題になった「2億円おじさん」くらいであろう。 こういう気っぶの良さとその美貌で、地方競馬では大人気の井上オークスさんをもっと知りたい、という方には、彼女の著書「いま、賭けにいきます」をオススメしたい。 爆笑したあとすこしホロッとすることうけあいである。
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