前記した食べ物の話と前後する部分はあるが、私のフォロワーさんが書いた日記には「イギリス人には馬を食べる習慣がないので、今回発覚した成分偽装問題は、国中にかなりの衝撃を与えた」ということも書いてあった。 それを見て、私はある馬のことが頭に浮かんだ。 1960年代の伝説的な名馬、シーバードのことである。 海外競馬に詳しい人なら、シーバードの悲劇(死後まもなく食肉業者に二束三文で売られ、食肉となった。ちなみにシーバードの母親も殺処分され、食肉となっている)を知っているであろう。 これに強く反発したのがイギリスで、各マスコミは「フランス人の蛮行」と強く非難した。 豊かな食文化を持ち、食に対する探求心が旺盛なフランスと、食に対するこだわりがあまり無く、馬肉を食べないイギリスの違いが如実に出ていると思える一件である。 フランス料理には馬肉を使ったものもあるし、食肉用として品種改良された馬もフランスにはいる。「動物は全て食肉になりうる」というのが、フランス人の考え方らしい。 一方、イギリスの料理は不味い、というのが我々日本人が持つイギリスの食に対するイメージであるが、実際、イギリスに美味い料理はあまりないらしい。「食いもんなんてものは、食えりゃいいんだ」というのがイギリス人の考え方だと思われる。(これについては、私のフォロワーさんに一度伺ってみようかと思っている) 20年ほど前に、NHKでイギリスの風土や文化、食生活などを紹介した番組を観たことがあるが、その時、スゴイ料理が出てきたのを覚えている。 ロンドンの下町、ハックニーという所の食道で出てきた「うなぎゼリー」というやつである。 茹でたうなぎを輪切りにして塩味のゼリーで包んだ、煮こごりのような料理だったが、とにかくスゴかった。ていうか背筋が寒くなった。 とにかく見た目がグロテスクなのだ。 ぶつ切りにしたうなぎをゼリーで包んだだけなので、断面がリアルに見えて、観ていて気持ち悪くなった。 映像では、ヒゲ面のオッサンたちが美味そうにうなぎゼリーを食べていたが、「あんなものを美味いと思って食べる人が地球上にいるなんて...」というのが私の正直な感想である(-_-)
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