逃げ馬の話の第4弾、今回はオースミハルカである。(逃げ馬と追い込み馬の話は折を見て書き続けていこうと思っている) オースミハルカといえば、最も印象深いのはなんといっても2005年のエリサベス女王杯、場内が沸くほどの大逃げを打ち、鞍上川島信二の絶妙なエスコートのもと、勝利まであと僅かというところまで迫ったレースである。 「オースミハルカ先頭、オースミハルカ先頭、川島の夢を乗せてオースミハルカ先頭!」 馬場鉄志氏の実況を今でも覚えている。 不慮の事故でターフに散った若き天才、岡潤一郎の鞭を安藤師から託された努力の男、川島信二の夢は残りあと10mというところで、この年の宝塚記念を制した女傑、スイープトウショウに打ち砕かれてしまったが、まさに「人馬一体」となった迷いなき大逃げは、「負けてなお強し」と思わせるに十分であった。 かつては脆くて儚い逃げ馬に過ぎなかった「ハルカ姫」は、G1の大舞台で強さを見せられるほどになった。 翌年引退して繁殖に上がったオースミハルカは、6頭の馬の母になり、産駒のオースミイチバンは待望の重賞ウイナーとなった。 「強く儚い馬」オースミハルカは、生まれ故郷の牧場で第2の馬生を送っている。
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