追い込み馬の話第5弾、今回はスイープトウショウである。 言葉通りの「じゃじゃ馬」であった。 自分が納得しなければ調教も馬場入りもすべて拒否、挙げ句の果てには暴れ回ってケガまでするという有り様である。 主戦騎手だった池添謙一は「能力はあるんだけどあの性格はね...」とコメントし、「スイープの子供に乗りたいか?」という質問に対しては言葉を濁している。普通、G1を3つも勝たせてくれた馬の子供には、ぜひ乗りたいと答えるのではないか? よほど手を焼いたのだろう(-_-) でも、激しい気性がいい方に向いた時はまさに敵なしであった。 2005年の宝塚記念では、11番人気という低評価も何のその、ゼンノロブロイ、タップダンスシチー、ハーツクライといった牡馬の強豪たちをなで斬りにして、本命に推していた井崎脩五郎先生を狂喜乱舞させた。 同年のエリザベス女王杯では、川島信二の夢を乗せて先頭をひた走るオースミハルカを「そんなの知ったことじゃないわよ!」とばかりに並ぶ間も無く抜き去って、ハルカ姫と川島の夢を無慈悲なまでに打ち砕いた。 これだけ破天荒な馬は、今後は出てこないかもしれない。このじゃじゃ馬を根気強く育ててG13勝馬までにした陣営の努力と忍耐には、ただただ敬服するばかりである。 スイープトウショウは2007年に引退して繁殖に上がり、去年は3番仔(父ディープインパクト)が誕生している。 ちなみに今年の配合相手は、ステイゴールドである。
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