メジロドーベル 1994年5月6日生まれ 父 メジロライアン 毋メジロビューティ(パーソロン) 21戦10勝(重賞7勝) G1勝ち鞍 阪神3歳牝馬S(1996) 桜花賞、秋華賞(1997) エリザベス女王杯(1998〜99) ☆新シリーズ「ターフに咲く花〜名牝伝説〜」の記念すべき第1回目は、「メジロ牧場の根性娘」ことメジロドーベルについて書いていきます。 馬に限らず人間もそうなんですが、生まれたばかりの子供には病原菌などに対しての免疫力が十分についていません。母乳を飲むことで子供は免疫力をお母さんからもらうのです。 馬の場合は初乳(1番最初に飲む母乳)を飲まなければ免疫力がつかないのです。 しかしメジロドーベルは母メジロビューティの初乳を飲むことはできませんでした。 メジロビューティと父馬のメジロライアンの血液型が違うからです。 母と父の血液型が合わない場合、仔馬は免疫力をつけないと母馬の初乳を飲むことはできません。 母乳の成分は血液とほぼ同じですから血液型の合わない母馬の初乳を飲むことは、言ってみればA型の人にB型の血液を輸血することと同じなんです。メジロドーベルの1つ上の兄は血液型の合わない母馬の初乳を飲んでしまったので黄疸が出てしまい、輸血を何度も繰返した結果、感染症で死んでしまいました。 メジロドーベルはメジロローラントという片目の視力がない馬から初乳をもらい、免疫力をつけたのです。 メジロドーベルは気性の激しい馬でしたが、類い希な勝負根性の持ち主でもありました。 彼女の勝負根性の源は当歳時に負ったケガにあります。 脚を骨折したメジロドーベルは1ヵ月ほど馬房でじっとしていなくてはなりませんでした。 馬の当歳といえば人間で言えば5〜6歳、遊びたい盛りですよ。でもメジロドーベルは脚が治るまで馬房でジーッと我慢していたそうです。 彼女の勝負根性はこの時に養われたのでしょう。 牝馬G1を5勝、7億円以上の賞金を稼いだメジロドーベルは現在レイクヴィラファームで繁殖牝馬として繋養されています。 残念ながら産駒から活躍馬は出ていませんが、孫であるショウナンラグーンが青葉賞を制し、ダービーへ名乗りをあげました。 彼女のベストレースを1つ挙げるとしたら、私は98年エリザベス女王杯を挙げますね。 最強牝馬エアグルーヴを見事に撃破した彼女の走りと、主戦騎手吉田豊の好騎乗が強く印象に残っています。 このサイトで映像を見ることができますので、よかったら一度チェックしてみてください(^_^)
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