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とうけいにせい
  岩手
ターフに咲く花〜名牝伝説〜Vol.3
2014/06/19 22:29

サンドピアリス(鹿毛)

1986年5月17日生まれ
2007年6月14日没(21歳)

18戦3勝 父ハイセイコー 母イエンライト(母の父イエラパ)

主な勝ち鞍 '89エリサベス女王杯

代表産駒 タマモストロング(かしわ記念、マーチS)

管理調教師 吉永忍

主戦騎手 岸滋彦

☆ターフに咲く花〜名牝伝説〜の第3弾を書かせていただきます(^^)
今回取り上げる名牝は1989年のエリサベス女王杯を20頭立ての20番人気で勝ち、単勝43060円というG1史上最高の単勝万馬券を打ち出したサンドピアリスです。

まず初めにサンドピアリスを花に例えるとなにか、ということから書いていこうと思います。
私が選んだのはアワユキエリカ、12月に咲く花です。この花の花言葉は「無欲」ですが、サンドピアリスのエリ女制覇はまさに「無欲の勝利」そのものであるので、この花にしました。

サンドピアリスほど期待されずにG1に出走した馬はいないでしょう。
何しろ前走までは900万条件で3連敗していた馬なんです。しかもダート戦、当時はダート戦に出る馬は「芝で通用しない」馬というレッテルを貼られていた時代です。20頭立て20番人気の低評価も仕方のないことだったのでしょう。

エリザベス女王杯に出走したいきさつもまさに「無欲」そのものです。
馬主であるヒダカ・ブリーダーズ・ユニオンが「ーロ馬主の初年度募集馬をG1に出走させたい」と管理調教師である吉永忍師に一応出走登録させ、吉永師は愛弟子である岸滋彦騎手(当時20歳)を何とかG1に出走させたいという思いだけで出走登録し、岸騎手はムービースター(秋天でレッツゴーターキンの2着)が菊花賞を抽選で除外されて初G1騎乗がお預けになったばかりで、とにかくG1に乗れればいい、と抽選を突破したサンドピアリスに乗ったのです。

吉永師も「1頭でも2頭でもいいから負かしてこい!」と気楽に愛弟子を送り出し、馬主サイドも「G1に出走できただけでもOK」とノンビリ構え、岸騎手も「とりあえず気楽に乗ろうか」と勝つ気まるでなしでした(-_-)
それは他の関係者も同じで、サンドピアリスの単勝馬券を購入した関係者は、ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオンの女性職員ただ1人だけだったそうです(*_*)

レースは1番人気だった桜花賞馬シャダイカグラが4コーナー過ぎで故障するというアクシデントがあり、オークス馬ライトカラーやカッティングエッジ、メジロモントレーなどの有力馬が伸びあぐねる中、サンドピアリスは後方から見事に末脚を伸ばして快勝、岸騎手にG1初出走初優勝、史上最年少でのG1制覇という勲章をプレゼントしました。

ちなみにこのレース、2.3着も人気薄でして(;_;)
1着 サンドピアリス 430.6倍
2着 ヤマフリアル 27.8倍(10番人気)
3着 シンビクトリー 114.8倍(14番人気)

当時は単復と枠連しかなく、同枠に人気馬がいたので枠連は万馬券に届きませんでしたが、もしこの時代に3連単があったら....
いくらつくのか見当もつきませんね(*^^*)

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