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とうけいにせい
  岩手
nプロ会報臨時増刊号
2014/09/07 23:23

全国8000万人のプロレスファンのみなさん、こんばんは(^^)
nプロ会報臨時増刊号をUPします。
今回は都合により会報内で取り上げられなかったおはなしをお送りします。

☆難病と闘う女子レスラー

0SAKA女子プロレスという団体に下野佐和子というレスラーがいます。
団体の所属第1号にしてエース、女子プロレス界No.1の実力者、浜田文子も認める若手有望株のレスラーです。

下野選手はつい最近、自らが難病と闘っていることをカミングアウトしました。
病名は「全身脱毛症」、主にストレスが原因で体毛が抜け落ちてしまう病気です。下野選手は現在、体毛は全て抜け落ちており、全く生えてこない状態だそうです。
全身脱毛症という症状は命にかかわるものでもなければプロレスに支障の出るものでもありません。しかし、有効な治療法もありません。

ストレスを取り去ることが唯一の治療の手段ですが、ストレスというものは現代社会で生きている限り完全に取り去ることはできないものです。
それに、下野選手はプロレスを始めた頃から脱毛の症状が出ていたのだそうです。

彼女のプロレス人生は他の人とは全く違うものでした。
OSAKA女子プロレスは元々大阪プロレスの女子部として発足したのですが、下野選手が入団して1試合もしないうちに大阪プロレスが撤退し、運営母体が(株)ZABUN(WAVEの運営会社)に変更になっています。

OSAKA女子プロレスは旗揚げしてからしばらくの間、所属選手は下野選手だけでした。
彼女は団体の唯一の所属選手、そしてエースとしてリングに立たなければならなかったのです。
彼女の試合は常にメインイベントでした。
新人レスラーがデビュー戦からずっとメインで試合をし続けていたのです。

それが何を意味するか....
彼女のレスラーとしての評価が団体の存亡に直結する、ということなんですよ。
右も左もわからない新人レスラーが団体そのものを背負わなくてはならなかったんですよ。

彼女にかかるプレッシャーは尋常なものではなかったはずです。
彼女は4年近くの間、エースとして団体を支え続けました。その代償としてストレスが彼女の体を蝕み、全ての体毛を奪っていったのです。

彼女の病気はプロレスを辞めたら完治するかもしれません。でも彼女は病気を公表し、プロレスを続けていくことを選びました。
彼女はプロレスラーとして病気と闘っていくことにしたのです。

おそらくは悩み抜いたうえでの決断でしょう。
彼女の決断は治療の手段としては間違いだと思います。しかし、プロレスラーとして生きることを選んだ彼女の決断は間違いではありません。

誰もが自分らしく生きようとしてがんばっている。
彼女にとってプロレスとは「自分らしさ」なのだと私は思います。

彼女のプロレス人生に幸多からんことを切に祈ります(^_^)

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