私はテイオーに会いに三度、北海道に来た。
一度目は現役時代。
二度目は種牡馬時代。
そして、三度目はお墓参りになった。

ノーザンホースパークから、社台スタリオンに入った。
私が、テイオーの種牡馬時代に訪れた時は6月の平日だというのに、黒山の人ざかりで帝王の近くまで近付けなかった。見物台も満員、放牧前も満員そんな時代だった。今日は、二人だけ見学されてた。
私は、目の前に飛び込んできたものに惹きつけられるように向かうと、テイオーのお墓だった。
本当に入ってすぐ見る所に建立されているんだなあって思った。
近づくにつれ、やっぱりジワジワ涙が溢れて来てしまいながら、用意して来た花束とリンゴと人参をお供えした。
墓前で、娘が「もう打つ手はない3馬身から4馬身トウカイテイオー圧勝〜」ってダービーの実況するから、、、色んなレース実況しながら話ていたように思う。
暫くして、離れようとすると男性二人が近付いて来た。
やっぱり、まずこっちに足が向くようで、「ああ、トウカイテイオーの墓か」「強かったな！」って聞こて嬉しかった。
まあ、次の瞬間「オグリキャップより昔で〜」聞こえた時は、ズル〜っとして心の中で「なんでやねん！」ってなりましたが（笑）

ハウス前にプリクラを発見！4パターンのうち1つが帝王。いまだに人気なのが伺える。昔のパターンは、もっと大きくて、テイオーの全身だった。値段も倍だったように思う。
今は少し歳を重ねたテイオーの顔になってて、写真の花束・リンゴ等の箇所に一緒にプリント出来るようになっている。
ハウスの中には、マックイーンとテイオー二頭のスタンプがあった。
テイオーはつくづく愛されていたんだなあっと感じた瞬間たった。
ハウスを出ると、女性二人がお墓の前に直行する姿が見えた。
やっぱりというか、骨になってもテイオーは吸引力と言うか、魅力は衰えるものではないんだなぁと改めて思った。