12月23日、佐賀8Rで、ジョイフルサンデー号(牡9才)が、 4角で、左第三中手骨骨折を発症、競走を中止しました。 想像を絶するような痛みである筈の中、 必死に踏ん張り、立っていました。 馬運車が到着し、大勢で乗せようとするのですが、 転倒しては立ち上がり、頑なに拒み…決して乗ろうとしません。 程なくして、獣医が駆けつけ、馬運車の周りに幕が張られ、 そして…そこで9年の生涯を閉じました。 その見事な最期は、人間の娯楽だけの為に生まれ、 走らされて来た事へのせめてもの抵抗のようでした。 これにより、次の9Rは中止され、馬券を買っていた人達も 沢山いましたが、皆何も言わず…ただ静かに 馬運車の幕の張られた辺りを見つめていました。 翌日の「有馬記念」、佐賀の「中島記念」 (有馬と同じくファン投票で選ばれた馬達が出走するレース) を「楽しい日曜日」とするべく…まるで遠慮するかのように その前日、天へと還った事に涙が止まりません。 「有馬記念」は、ジョイフルサンデー号の命日となった23で決着、 大本命の2番と、彼の付けた最後のゼッケン3番でもありました。 涙雨となった佐賀の「中島記念」は、キョウワカイザー号(牡7才)の 史上初このレース「3」連覇で、皆無事に走り、幕を閉じました。 またこの日、水沢3Rで、ビュレットライナー号(牡15才)が 3才馬ばかりの中で、ブービーから更に10馬身離されての 最下位と…その走りに胸が痛みました。 その父は、ジョイフルサンデー号の父父サンデーサイレンス号です。 地方の高齢馬達は、無事にゴールしても… それを後何十回繰り返さなければならないのでしょうか。 ジョイフルサンデー号は、ボロボロの身体になりながら、 来る日も来る日も走り続け、今の場所で生きるしかない地方馬の事、 もっともっと考えて貰いたいと抗議したのだと思います。 ありがとう。ジョイフルサンデー号。 その雄姿、生涯忘れません!
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